4/28日曜日、友達に連れられ初めて東京競馬場に行ってきた。競馬場は競馬新聞と馬券を握りしめたおじさんたちの巣窟に違いないという、かなり時代錯誤なイメージを抱いていたがそんなことはなく、家族連れやおしゃれな女子たちもちらほら見かけた。大学生くらいの男子は結構多かった。ウマ娘効果もあり、競馬の裾野が広がっているのを実感した。
さて、自分は全くの素人だったため、競馬新聞(確か競馬ブックだった気がする)の印をもとに馬券を買った。1レース500円に決めた(競馬は1点100円から)。東京開催の12レースと、天皇賞・春の計13レースで馬券を購入。買い方はちょっとだけ夢を見て△印(ワンチャン来る)を含む馬連(1着と2着の馬の組み合わせを当てる券種)くらい。その結果どうなったか。
マイナス6500円である。
1回たりとも当たらなかった。キレそうである。勝った金でラーメンを啜っていた友達が憎い。
しかし、このようなことは今まで何度もあった。初めて麻雀をした日も、ポーカーをした日もそうだった。でもそれを乗り越えてきたはずだ。こういった賭け事につながる勝負には大体方法論が整備されている。ネットで調べたり、書店に行ったりすれば合理的な情報に当たれる。そこから統一見解を引き出し、それに従っていればそこそこ満足な結果になる。幸い、自分は信頼できる情報の判定も、物事の覚えも悪くない。きっと競馬でも上手くやれると思い、悔しさのままに様々な情報源に当たってみた。
うん、わかんねーわ。
何を信じていいかも、何を改善すればいいのかもわからない。結果が出ていると謳っている人々の間でも、スタイルが違いすぎる。馬券の買い方も、買い目の決め方も、展開の予想方法もまるで違う。それぞれのファクターについて解説する情報源はあっても、それらを体系的に整備し、まともな方法論まで結びつけているところは無きに等しい。
というか、「競馬を体系的に勉強しよう」というスタイルのサイトがかなり少ない。多くは、「全部勉強しなくても、これに従っていれば勝てる」という、射幸心を煽るようなつくりの情報源が多い。んなわけあるか。そんな方法あるなら、誘導先の競馬サロンなぞつくらずに稼ぐはずでしょうが。
というわけで、いつものパターンが使えなくて困った。と同時に、同じように競馬の勉強法に困る人も多いだろうと思って、この記録を残すことにした。無論、アウトプットすることにより自分の理解を深めるためでもあるが、少しでも何かの参考になれば幸いである。